病気が原因で生え際が後退する事はあります。
具体的には、頭皮の毛穴にフケが詰まったり、皮脂の過剰分泌によって炎症を起こしたりして髪の毛が抜けてしまう病気です。
これは、粃糠(ひこう)性脱毛や脂漏性脱毛や、脂漏性脱毛と呼ばれています。
他にも、精神障害やストレスから自分で髪の毛を抜いてしまう自己抜毛症や、髪の毛の成長がストップしてしまう甲状腺機能低下症なども見られます。
つまり、家族や親戚に生え際が後退しているような人がいないから、自分の髪の毛は絶対に薄くならない、といった事はない訳です。
病気によって生え際が後退している可能性もありますので、少しでも気になるようでしたら、早めに医師の診断を受けるようにしてください。
ただ、やはり生え際が後退してしまう一番の理由は男性型脱毛症(AGA)だと考えられます。
そのような場合でも、適切な医師の診断は生え際後退にストップをかける有効な手段となりますので、覚えておいてください。
どうして血行不良だと生え際が後退するのかと言うと、頭皮への栄養は、血管を通って運ばれているからです。
健康な髪の毛を発毛したり、頭皮を丈夫にして抜け毛を防止したりする為には、十分な栄養が必要ですね。
頭皮は、頭皮の細血管を流れる血液から、健康な髪の毛の成長に必要な栄養を取り込んでいます。
それが栄養不足になると、頭皮環境も悪くなり抜け毛が多くなりますし、新しい髪の毛も生えてこなくなるでしょう。
頭皮が畑だと考えると、イメージしやすいと思います。
畑に肥料や水を与えなかったら、良い作物は育ちませんよね。
その為、血液の循環を良くして、頭皮の隅々まで栄養を行き渡らせる事が重要となるのです。
頭皮環境を良くして生え際後退を防ぐ為には、まず血行不良の改善を行うようにしてください。
生え際が後退してきたらシャンプーを変えた方がいいかもしれません。
シャンプーと抜け毛には、とても大きな関係があります。
まず、頭皮に合わないシャンプーを使い続けていると、当然頭皮に炎症が起こります。
最初は気付かないくらいの小さな炎症であっても、それが時間を掛けてゆっくりと広がってしまう危険性もあります。
また、使い慣れたシャンプーであっても、体調不良によって免疫力が低下していたら、刺激の強いシャンプーとなるかもしれません。
頭皮の健康を守る為にも、生え際の後退を感じたら、年齡や髪の状態に合わせたシャンプーを使用される事を強くおすすめします。
できるだけ、刺激の少ない、天然の成分で作られているシャンプーがいいですね。